マザーネスについて

ウェルフェアトレードについて

ウェルフェアトレードとは

「WelfareTrade(ウェルフェアトレード)」とは、「Welfare=社会福祉」と「Fair Trade=公正な取引」を掛け合わせた造語で、社会的弱者と呼ばれる人たちがつくる国内の製品やサービスを、適正な価格で購入・利用することによって、当事者の人たちが、働く喜びと生きがいを持ち、自立できることを支援する仕組みです。

対象としているのは、障がい者が働く福祉事業所(社会福祉法に基づく授産施設や、それ以外の小規模作業所など)でつくられる製品や加工品、農産物をはじめ、仕事や家を失った被災者、在宅のケアラー(介護者)や母子家庭、児童養護施設の退所者で行き場のない若者、ホームレスの支援グループなどによる製品やサービス、刑務所作業製品なども含みます。




商品づくりを作品づくりに

自主製品・授産品と呼ばれる商品をつくる福祉事業所を見てみると、働く障がい者の工賃は、月額でわずか数千円から2万円以下のところがほとんどです。

この工賃を上げるには、どうしたらよいのでしょう?

大量生産品でなく、また、一部の障がい者アーティストによる芸術品でもなく、その中間にある「作品」になるものをつくりだす必要があると私たちは考えました。

もちろん、バザーで販売されるのではなく、安価な下請け作業になるのでもなく、一般市場で「買いたい」「ほしい」と思ってもらえる商品であることが大前提です。


障がい者の中には、一般企業での就労は困難な、スローペースだけど集中力と根気がある人、コミュニケーションは苦手だけど、何時間も同じ作業を繰り返すのが得意な人、細かで丁寧な手仕事ができる人、といった強みを持つ人がたくさんいます。

大規模な工場生産ラインではできない、丁寧な手作業による限定品、小ロット加工がオーダーに対応できるという、すばらしいメリットもあります。

一見するとマイナスに思われていたことが、価値=バリア・バリューになります。




「デザイン」と「地域」と「企業」の力を借りて

そんな、バリア・バリューを活かした「作品づくり」が、 デザインや編集の力で、地域の施設間が連携したり、地場産業、生産者、職人などと連携したり、 企業の協力を仰いでビジネス・リソース(資源)を使いながらできるのではないかと私たちは考えました。

「買い物をするなら社会貢献できる商品を選びたい」と思っている人は確実に増えています。
海外のフェアトレード商品の日本市場も成長を見せています(日本のフェアトレード認定製品市場、約5億円/2005年→16.7億円/2010年 特定時営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン調査)。本当に「ほしい」と思えるよい商品であれば、ウェルフェアトレードの市場もあるはずです。

どんな立場の人たちとも、思いやりを持って寄り添い、働く喜びを感じ、ひいては「生まれてきてよかった」と思える人たちが増える社会のために、ウェルフェアトレードの作品づくり、仕事づくりに取り組んでいきたいと思います。